私たちのこと

「やまさちツアーズ」は、主に山歩きと田舎での暮らし体験を楽しんでもらうためのツアーを企画・実施している会社です。

「やまさち」という名前には、「山の幸」と「山でサーチ(探索)」の2つの意味が込められています。
私たちのツアーでは里山の藪に分け入り、枝を折り、芽を摘み、根を掘り起こすことがあります。
山のことをよく知らない人には「自然を破壊するなんて」と思われるかもしれません。
けれどそうすることで、実は里山の自然を守っているのです。

「やまさちツアーズ」の成り立ち

ほんの50年ほど前まで、里山は田舎に暮らす人々にとって欠かせない存在でした。

雑木林の枝打ちをし、下草を刈り込む。そこで得た小枝は薪になり、落ち葉や枯草は畑の肥料に生まれ変わる。
人の手が入ることで、明るく開放的になった山林では、若木が芽吹き、きのこや山菜が顔を出す。山野草が花をつけ、虫が飛び交い、鳥がさえずる。
おとなたちにとっては食材の宝庫であり、子どもたちにとってはドングリや栗拾い、カブトムシやクワガタ捕りのできる遊び場だった里山。

それが今ではすっかり荒れ果てて、草木の生い茂る鬱蒼とした森に変わってしまいました。

原因の1つは、関係者の高齢化です。

そもそも里山は人工林です。定期的に管理されないと、植物の再生サイクルが狂うだけでなく、植物の恩恵にあずかっていた鳥や昆虫のライフサイクルにも影響を及ぼします。

けれど、その管理の大部分が70代、80代の高齢者にゆだねられているため、どうしても手が回らない作業や場所ができてしまいます。

だったらその穴、私たちが埋めましょう!

ということで、高齢者に代わって里山の自然を取り戻すべく、ネイチャーガイドとは違う、山歩きと田舎体験を主体にした「やまさちツアーズ」が誕生しました。